お水の残留塩素を検査してみた
水道水とウォーターサーバーのボトル水、コンビニペットボトル天然水の水質を「残留塩素」など、健康に影響があると思われるこの残留成分がどのくらいあるのか?水質検査実験キットを使って実際に数値を出してみました。
※水質検査キットは「共立理化学研究所」のおいしい水検査キットを使用
※画像は少しサイズが小さいですがご了承ください。
水質実験前の準備
これからの画像にあるように、水道水、ウォーターサーバーボトル水、コンビニペットボトル水の残留成分を試験薬に反応するか実験してみます。
※ちなみに亜硫酸とアンモニウムは事前の試験で、ほとんど検出されなかったので残留塩素測定実験だけに絞ります。
最初に把握しておくことは、水に残っている残留成分がどのように体に悪影響があるかということ!まずはそれをみていきます。
・亜硫酸
亜硫酸は「亜硫酸塩」ともよばれ、主に塩素と同じように雑菌の繁殖を抑えたり、お水の消毒の目的で用いられています。
亜硫酸は主に肝臓の細胞に影響を与え、長期間摂取し続けると肝臓がんや肝硬変になる場合があるとされています。
・塩化アンモニウム
浄水場で水道水になる前のお水は、生活排水(トイレ・洗濯水・お風呂・キッチンの水)がごっちゃに混ざっており、当然その水の中には塩化アンモニウム化した成分が発生している。
塩化アンモニウムはアンモニアと塩化水素が反応して発生するものである。体への影響は大量に摂取した場合に胃が急激に刺激されることで吐き気という症状がでる。
だが、一般的な生活でも食品などに混入した塩化アンモニウムを摂取する場合があので、少量の場合はそれほど気にしなくてもいい成分である。
・残留塩素
残留塩素は水中の雑菌や細菌を殺菌する成分で、水道水には塩素が100%(0.1ppm/リットル以上)含まれた状態で各家庭の蛇口から出てくる。
もちろん、水道水に入っているくらいなので少量なら問題はないが、お肌や髪の毛をガサつかせ、飲むときにカルキ臭がするなど水本来の味を損ねるので、できるかぎりウォーターサーバー水のようなきれいな純粋を飲むようにしたいものである。
水質実験スタート
これから行う水質実験では、以下の画像にあるように、水道水、ウォーターサーバーボトル水、コンビニペットボトル天然水a)b)の4種類を試験してみます。
次の画像は共立理化学研究所の水質検査キットで、一番右が残量塩素測定、真ん中が亜硫酸、最後がアンモニウムの試験薬となっています。
これが残留塩素検査の中身。
透明なプラスティックの中に残留塩素の検査用粉末が入っていて、この薬に塩素が反応すると色がどんどんピンク~紫というように濃くなっていきます。
このキットは1,000円以内で買えて、楽天、amazonでも販売されているので、今飲んでいる水道水の塩素がきつすぎないか?と感じる人は試してみてください。
ではまずウォーターサーバーのボトル水から、今回は、マーキュロップ、フレシャス、キララ、コスモウォーターの4ボトル水の残留塩素を測定しました。
ものの見事に残留塩素はまったく検出されませんでした。当たり前か(笑)
次は私たちが毎日飲んでいる水道水の残留塩素測定です。
もちろんお住まいの地域や浄水場から各家庭までの距離によっても残留塩素濃度は変わります。国の基準では蛇口から出たときの塩素濃度が0.1ppm/1リットル以上と決められています。
この濃度が高ければ高いほど「体にあまりよい影響はありませんよ」ということです。
それでは水道水の検査をしてみると(当然汲んですぐの実験です)・・・
ありゃりゃ!約2~5ppmの濃度でした。国の基準が0.1ppmですから2~5倍の数値を検出しました。
最後はコンビニのペットボトル天然水の残留濃度検査です。
この天然水は、皆さんがコンビニでよく買うであろうI(a)とM(b)です。
どちらも検査薬の反応は無色透明で、まったく残留塩素は検出されませんでした。
まとめ
上記の結果、ウォーターサーバーのボトル水の塩素は未検出で安全。コンビニペットボトル水も残留塩素未検出で安全。でも水道水はけっこう高めの残留塩素を検出しました。
人によっては、残留塩素など問題ない!と言いますが、近頃は昔に比べ病気にかかる人も増える一方で、特定難病に罹る人も非常に増えてきています。
これには少なからず毎日の食事やお水も要因の一部になっているような気がします。
お水は人が生きていくのに絶対に必須なものです。
近頃はお水もお金で買う時代になってしまいとても悲しく思います。
私たちが子供の頃(昭和の中頃)は、川の水はそのまま手で汲んでのめたし、多くの家では井戸が掘られていて本当に真水といわれるピュアなお水をいつでも飲むことができたんです。
ただ、平成の今の時代では井戸さえ土自体が汚染されているので掘れない地域が多く、おいしいお水を飲むにはお金をだして買わなければいけないという変な時代になってしまいました。
どうせお金を支払ってお水を買うなら本当に美味で体に悪影響がない安全なお水を選びたいものです。
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